


貧乏村の村長の末っ子オメガである青蓮は、
周囲に流され獣人の国・白夜皇国の次期皇帝でアルファである渾沌のもとへ嫁ぐ事に。
不安を抱えながらの嫁入り、青蓮を待っていたのは――巨大なバケモノだった!
粗野で不遜な渾沌の態度に最初は戸惑いながらも、青蓮に執着する兄の襲来やともに迎えるの初めての発情期、
慌ただしいけれどもほんのりと幸せな生活のなかで彼の不器用な優しさに気付いていくことになる。
しかし渾沌と青蓮の婚儀の宴の余興にと現れた旅芸人たちによって生活は一変。
その昔、神と獣人によって滅ぼされた夜楼国の王族の末裔を名乗る彼らの手によって青蓮が誘拐されてしまい…!?




猫の種族であるケットシーのユオラは、ゴルトヴァルデ家の子息・イグナートに思いを寄せていた。
だが使用人としてでも側にいたいと願うユオラに、イグナートは貴族の子息・ヴーレンと婚約したことを告げる。
森に縛られ、「生贄」と呼ばれてきたユオラは、イグナートの政略結婚によって役目を終えた。
すべてはユオラを自由にするためであったが、ユオラはイグナートが婚約者を愛していると誤解する。
そんな中、ヴーレンに呼び出され、自身の出生の秘密について詰問され…?

